中日ドラフト6位の亜大・田中幹也内野手(22)が1日、名古屋市内のホテルで入団会見に臨み、「荒木超え」を目標に掲げた。荒木雅博1軍内野守備走塁コーチ(45)が現役時代に背負っていた背番号「2」を継承。「いい番号をいただけた。荒木さんを超えられるように頑張りたい」と高らかに宣言した。

166センチ、68キロの体で偉大な記録に挑戦する。背番号は石川昂の25番への変更で空いた「2」が与えられた。「6位なのでまさかひと桁とは。聞いたときはビックリしました」。そう話すと「荒木さんのイメージが強い」と球団記録の378盗塁、2045安打をマークした名手の名前を口にした。

50メートル5秒9の俊足を武器に、二遊間を守ってきた田中にとってこれほどわかりやすい目標はない。将来的な数字を問われると「400盗塁はいきたいです」と力強く宣言。立浪監督が「ドラゴンズの雰囲気を変えてくれる選手」と期待する背番号「2」が内野争いに参戦する。

▽ドラフト3位森山 負けん気の強さが売り。ヤクルト村上選手と対戦したい。大野雄投手に少しでも近づいて、超えていきたい。

▽ドラフト4位山浅 送球、インサイドワークが武器。新しい考え方、技術を、勉強して吸収したい。中日を負けさせない捕手になりたい。

▽ドラフト5位浜 肩に自信があるので遊撃をやりたい。(東海大甲府先輩の高橋周に)吸収できるところはたくさん聞いて教えてもらいたい。

▽ドラフト7位福永 走攻守3拍子と広角に打つ長打力が持ち味。中日に得点を積み重ねて貢献したい。ドラフト最終指名でも関係ない。即戦力として思い切りやりたい。

▽中日育成1位・松山 ストレートとフォークの精度を上げて1日でも早く支配下となり、バンテリンドームに骨を埋める選手になりたい。

▽中日育成2位・野中 (多彩な)変化球を含めて投げっぷりを見て欲しい。1年目で支配下登録されるよう頑張りたい。

▽中日育成3位・樋口 24歳でようやくスタートラインに立てた。泥臭い練習をしてきたのでうれしい。圧倒的なスピードが武器だと思っている。

【関連記事】中日ニュース一覧