日本ハム杉浦稔大投手は、1000万円減の6000万円でサイン。背番号を「22」に変更して臨んだ今季は、16試合で3勝6敗と黒星が先行した。防御率も移籍後最低となる5・27と低迷し「やることなすこと、全てうまくいかない1年だった」と、試練のシーズンに。「ダウンは当然。もっと下げられるかもと思っていた」と、冷静に受け止めた。

例年、年明けに自主トレを行っている母校の国学院大が、今秋の明治神宮大会で準優勝。決勝戦は観戦できなかったが、経過は逐一チェックしていた。「常勝軍団になってきているので、誇らしい。毎年何人かプロが生まれるので、刺激をもらいながら、いつも見ている」。後輩の奮闘を、力に変えて挑む来季。「僕は真っすぐがあってのピッチャー。自分の武器を磨きなおす。もう1回、しっかり強い球を投げるというシンプルなところに立ち返りたい。来年のこの時期『去年の1年があったから』と思えるようなシーズンにしたい」と、再起を誓った。

日本ハムはこれで、全ての契約保留選手が、来季契約を更改した。(金額は推定)

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