「現役ドラフト」が9日、非公開のオンライン形式で行われ、DeNAの細川成也外野手(24)が中日へ、中日の笠原祥太郎投手(27)がDeNAへの移籍が決定し、トレードのような形となった。

実は、2人には因縁もあった。17年10月3日、DeNA-中日(横浜スタジアム)24回戦。「5番右翼」でプロ初出場初先発を果たした細川が、1回裏2死一、三塁で、2球目のストレートを振り抜き、初打席・初安打・初本塁打・初打点のメモリアルバックスクリーン3ランを放った。その相手が笠原だった。

笠原にとっても19年に開幕投手を務めて5回無失点に封じた舞台は、横浜スタジアムだった。

細川は球団を通じ、「このたび、中日ドラゴンズに移籍することが決まりました。ベイスターズでの6年間、多くの方々に支えていただき本当に感謝しています。そして、ファンの皆さまの応援がすごく心強かったです。今後は新天地で活躍している姿をお見せできるよう頑張っていきたいと思います」。笠原も「指名して頂けたということは光栄に思いますし、うれしく思っています。ベイスターズへ行って、心機一転! 頑張りたいと思います。ドラゴンズでは、開幕投手を投げさせていただくこともありましたし、ファンの皆さんには、ずっと温かいご声援をいただき心から感謝します」とコメントを発表した。

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