昨秋、東都大学野球1部のベストナインに選出された日大・林拓馬外野手(3年=大垣日大)がプロ志望を明言した。

同大は7日、千葉・習志野市のグラウンドで23年の練習をスタートした。林は「チームとしては日本一、個人的にはタイトル。1番の目標であるプロ野球選手になるために、けがをしない体を作る」と力強く宣言した。

「打率4割、本塁打3本以上」を掲げる今年の課題は変化球への対応と三振を減らすこと。「タイミングをずらされたときに対応しきれなかった」と反省点を挙げた。昨夏の練習からわざと遅いボールを投げてもらうことで「自分の間がわかってきた」と徐々に克服してきている。

鳥取県境港市出身で、中学時代はボーイズに入りながら陸上部にも所属し、100メートルの地区大会2位になった経験もある。50メートル5秒9の俊足で「足を生かしたバッティングと盗塁5つ以上」を目指す。

昨夏には大学の先輩である巨人・赤星優志投手(23)が登板する試合を見に東京ドームへ足を運んだ。「身近な人でプロに言った人はいなかったので刺激になった」と話した。

高校時代は甲子園で日本ハム・吉田輝星投手(21)と対戦した。「そのときは抑えられてしまったのでもう1度対戦したい」とプロの舞台での再戦を誓った。【星夏穂】

【関連記事】大学・社会人野球ニュース一覧>>