侍ジャパンでWBCにも出場した楽天松井裕樹投手(27)が、史上最年少で史上9人目となる通算200セーブを達成した。

節目の記録にも「たくさんの方が喜んでくださったりだとか、周りの方が喜んでくれていることが、僕にとってすごくうれしいです」と周囲を気遣った。

1点リードの9回にマウンドに上がり、1回を無失点。1死二、三塁のピンチを招いたが、佐藤龍から空振り三振を奪い、続く代打中村は右中間フェンス際まで打球を運ばれたが、中堅手の辰己がつかんだ。その瞬間、松井は両手を天に突き上げて、喜びを爆発させた。「やばっと思った。頼む辰己って」と胸をなで下ろした。今季5戦目で早くも3セーブ目となった。

松井裕は通算445試合出場で、現在27歳5カ月。昨年の山崎(DeNA)がマークした29歳10カ月を抜く、史上最年少で到達した。試合数では02年高津(ヤクルト)の446試合を抜く歴代4位のスピード記録となった。

◆松井裕樹(まつい・ゆうき)1995年(平7)10月30日、横浜市生まれ。桐光学園では2年夏の甲子園で大会史上最多の10連続を含む1試合22奪三振。13年ドラフト1位で楽天入団。15年から抑え転向。18年に史上最年少で100セーブ達成。19、22年セーブ王。15年プレミア12、17、23年WBCで日本代表入り。174センチ、74キロ。左投げ左打ち。今季推定年俸2億5000万円。

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