“村神様”が完全に目覚めた。ヤクルト村上宗隆内野手(23)がチーム全打点を挙げる今季初の1試合2発で、チームの連敗を2で止めた。打点は「22」に伸ばし、リーグトップに立った。

1点差と迫られた直後の8回無死一塁。中日福の140キロ直球を右翼席上段へ6号2ラン。初回2死二塁では、中日先発仲地の146キロ高め直球を左中間席へ先制の決勝5号2ランを放った。以下、村上の一問一答。

 

-先制2ランの感触

「少し詰まり気味でしたが、しっかり押し込むことができて、ホームランになってくれた。ピーターズがまだ勝てていなかったので、何とか今日は初勝利をプレゼントしようと思って試合に臨んだので、それができてうれしいです」

-9回の2本目はすさまじい当たり

「久しぶりの感覚というか、これからもっともっと打てるように頑張ります」

-今季初の1試合2本塁打、猛打賞。打撃の状態は

「3、4月は本当にチームに迷惑ばかりかけていますし、まだまだこれから、もっともっと調子が上がっていく一方だと思います。もっともっと頑張ります」

-ファンの方々へ

「最後まで熱いご声援ありがとうございました。チームとしてまだ1位じゃないですけど、最終的に皆さんが笑って終われるように、僕たち一生懸命頑張ります。応援よろしくお願いします」

-初対戦の中日仲地の狙いは

「積極的に行こうと考えていきました」

-初対戦の対策

「映像は見ていましたし、積極的に行こうと意識しました」

-8回の1発は今年イチか

「そうですね。まだ6本しか打っていないので、まだまだこれからそういうホームランを増やしていけるようにやっていきたいと思います」

-1発目から乗れた

「それは特にないですね。しっかりとした打席を送ることを意識しながら行った結果です」

-8回は1点差に迫られた中での1発でもあった

「勝ちにつながったのですごくいいホームランになりました」

-監督は「打席の中ですごく割り切れていて、配球も読めている」と。感覚としてはどうか

「配球は自分はそんなに読むほうじゃないんですけど、打席の入り方だったり、ちょっとしたところをいろいろと感じながら、自分の感覚を大事にしながら打席に立てています」

-5月はこれで4発

「全然だめだった3、4月よりはすごくいいですけど、これを続けて、もっともっと打ってチームを勝ちに導けるように頑張りたい」

-具体的には体のキレが戻ってきた感じか

「体の切れはまあ、そうですね。疲れはもちろんありますけど、それ以上に打席の自分の感覚だったり、自信だったりとか、これで行けるぞっていうところも多少なりとも増えては来ているので、自信もそうですけど、気持ちも体も整えてしっかりやっていければと思います」

-試行錯誤すると決めたシーズン。少しずついい感覚が出てきたか

「もちろん相手も僕を研究してどう抑えようかと来ているわけで、僕もいろいろアプローチしていかなきゃいけないので、しっかり考えながらやっていきたいと思います」

-明日は母の日。改めて両親への感謝の気持ちは

「ここで言うことではないですけど、日頃から感謝していますし、明日はそういう日なので。常に感謝はしています」