巨人は14日、育成の平内龍太投手(24)と支配下選手契約を締結したと発表した。背番号は昨季までと同じ11。この日の広島戦(東京ドーム)から即1軍昇格でベンチ入りとなった。

昨季11月に右肘クリーニング手術を受け、育成から再出発となった。平内は「途中でつまずくこともあって、うまいこといかないこともあったんですけど、やっとここまで来れて、また1軍の舞台で投げられるのはすごくうれしいこと」とかみしめた。

昨季は中継ぎとして53試合登板し、初勝利を含む4勝4敗の防御率4・32だった。1軍に上がってからが本当の勝負と受け止める。「ここからさらに厳しいところに飛び込むと思う。でも、それがプロ野球っていう世界だと思うので、そこでどんどん結果出していきたい」と語った。

実戦復帰したのは、4月16日の3軍戦だった。そこから1カ月足らずで着実に状態を上げてきた。イースタン・リーグでは9日、10日と連投も経験。150キロを超える速球で回復をアピールしていた。2試合連続延長戦を繰り広げ、手薄な1軍救援陣に頼もしい右腕が帰ってきた。

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