ソフトバンク大関友久投手(25)が「火曜日の男」を死守する。23日の日本ハム戦(エスコンフィールド)先発を翌日に控え、ペイペイドームで調整。5月に入って主戦投手の証でもあるカード頭は4度目で、「週の頭から外れたくないと思ってやっている。責任感もありますし、そこで勝てるように投げたい」と気合十分。今季は2勝4敗と黒星先行も、防御率1・84はリーグ3位。さらに、2試合連続完投中と調子は悪くない。

前回16日楽天戦(盛岡・きたぎんボールパーク)は8回を4安打に抑えるも、ソロ3本を浴びた。打線の援護に恵まれず、登板7試合で3度目の零封負けを喫した。「相手も防御率1点台とかのピッチャーとかがくる。何点も取れないのは当たり前の話」。各球団のエース級とのマッチアップが続くだけに、ロースコアの展開を宿命ととらえ「そこに投げ勝つ実力が自分にあるかないかだと思う」と冷静に受け止めた。

日本ハムとは今季2度目の顔合わせ。前回対戦した9日は1安打で完封勝ち。「1回抑えているのでやりやすさはあると思う」と好印象を口にし「相手打線も変わってくるかもしれない」と警戒心も忘れなかった。5月はリーグ唯一の月間10勝と波に乗る相手だけに油断はできない。

今季は開幕投手を務め、首脳陣からの期待も大きい。大関自身もそれを意気に感じており「自分の中ではもっと上にいきたい。ワンランクレベルを上げないといけない」とタカ投手陣の大黒柱へ、強い自覚をにじませた。【佐藤究】

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