5月22日に誕生日を迎えた日本ハム清水優心捕手が、27歳の誓いを立てた。

清水 目標は…数字とか(の目標)はないですけど、あらためて1軍でしっかり結果を残すこと。(目指す)数字とかはないですけど、出た試合で1つ1つ良いプレーができれば次につながると思うので、そういうところから。1年間、1軍にいることが自分の中で最低限じゃないですけど目標。そこがクリアできていけば、数字は付いてくると思う。

8年目の昨季は苦しんだ。1軍での出場機会を増やした3年目以降では、最少となる30試合出場に終わった。1年前の誕生日は「もう2軍じゃないですかね。僕、4月の最初から…7月終わりぐらいまで3カ月ぐらい(2軍だった)」。雌伏の時間を過ごした26歳は、どんな1年だったのか。

清水 この1年は、あんまり良くはなかったですけど…まあでも、それ以外のものというか、いろいろと経験というか勉強じゃないですけど、それができたのかなと思っていて、そこはプラスに捉えています。2軍にずっといたら(いずれ)野球ができなくなる。こっち(1軍)でやってナンボだと、あらためて感じさせてもらった。去年、勉強できたことが今年はできているのかなと思いますね。

今季は春季キャンプで2軍スタートも、しっかりと結果を残して開幕1軍を勝ち取った。主に上沢直之投手(29)の先発時にバッテリーを組み、ベンチスタートでも仲間を鼓舞。同20日のオリックス戦(京セラドーム大阪)では6回に適時三塁打を放った細川凌平内野手(21)に対して、ベンチの最前列で立ち上がってガッツポーズして祝福するなど、チームの士気も高めている。

清水 (細川へのガッツポーズは)僕より(年齢が)下の子が試合に出て、必死だと思うので、自分のことのようにうれしかった。やっぱ強いチームは、いい波、いい雰囲気に乗っていく。僕も、できることをやれればと思うし、少しでも雰囲気面でプラスになれればと思ってやっていますし、自分も(気持ちも)上げていきたい。

一皮むけた27歳の清水は献身的な姿勢で1軍戦力であり続ける。【木下大輔】

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