米レンジャーズから新加入したソフトバンク有原航平投手(30)が、6日のDeNA戦(ペイペイドーム)で移籍後初先発する。登板前日の5日、本拠地で調整。終始リラックスムードで、キャッチボールなどで汗を流した。「特に何も考えず、シンプルに低めに強い球を投げようっていう、それだけです」と自然体で臨む。

チームの緊急事態を救う。本来、同戦で登板予定だった大関友久投手(25)が体調不良により離脱。3年ぶり日本球界へ復帰した有原に、代役として白羽の矢が立った。

「とにかく結果を出したい。それだけです」

今季は開幕から2軍での調整が続き、ウエスタン・リーグでは8試合2勝0敗、防御率3・83。直近では5月25日の中日戦(ナゴヤ球場)で登板し、5回8安打7失点だった。斉藤和投手コーチは「2軍の結果は良かったり、悪かったりはあるけど、ここ最近の映像を見ている限りでは良かったところもあるんでね。要所要所のボールはしっかり投げきれるようになってきた」と評価。「完封してほしいね。開幕から(1軍に)いてほしいとキャンプの時は思っていた。有原なりのベストを尽くし続けてくれたら」と期待を寄せた。

日本ハム時代には19年に最多勝(15勝8敗)を受賞し、在籍6年で通算60勝を挙げた。DeNAとは16年交流戦で1度だけ対戦しており、9回を投げて完封勝ちしている。有原は「自分はマウンドに上がったら少しでも長く投げたいっていうので昔からやってる。ここからが本当にスタートなので大事な1試合になる」と気持ちを引き締め、新天地デビューを白星で飾る。

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