日本ハム江越大賀外野手(30)が「びっくりしました」と、古巣阪神相手に移籍後初めてとなる「1番中堅」でスタメン出場する。試合前練習で新庄剛志監督(51)から「今日、1番ね!」と打順を言い渡された江越は「試合には出る気でいたので…まさか1番とは」と驚いた。1番でスタメン出場するのは、阪神時代の18年5月16日DeNA戦(甲子園)以来、1850日ぶりだ。

昨オフ、渡辺諒らとのトレードで阪神から日本ハムにやってきた。「タイガースと試合ができるという楽しみがあります」という一方で「緊張感というか、何か変な感じですね」。

試合前には古巣の面々とも久しぶりに再会した。新天地では3月に右手首、4月に左あばらと2カ所を骨折しながらプレーに支障を出さず、1軍でガッツあふれるプレーを続けてきた。骨折した2カ所とも「もう治りました」と完全体で臨む阪神との交流戦。自然と気合もみなぎっているようだ。

今季は江越が打てば、ネットでは日本ハムファンだけでなく、阪神ファンも大きく盛り上がっている。その状況に江越も「うれしいですね」と感謝しており、エスコンフィールドに多数詰めかけるであろう阪神ファンにも「応援してもらえればなと思います」と笑顔で“珍リクエスト”をしていた。

日本ハムのスタメンは以下の通り。

 

1番中堅 江越

2番二塁 ハンソン

3番一塁 加藤豪

4番右翼 万波

5番左翼 松本剛

6番DH マルティネス

7番三塁 野村

8番遊撃 奈良間

9番捕手 伏見

先発投手 鈴木

 

【関連記事】日本ハムニュース一覧