DeNAが「日本生命セ・パ交流戦」初優勝を決めた。19日に11勝7敗で全日程を終え、得失点率差で暫定トップに立っていた。優勝の可能性を残していた楽天が20日、ヤクルトに敗れたため、DeNAとして初のタイトルが確定した。
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DeNAを交流戦初優勝に導いた要因の1つが、バウアーの「心意気」だった。登板間隔について、常々「中4日が慣れたもので、中3日でもいける」と断言。さすがに中3日はなかったが、交流戦は3日の西武戦での先発から中5日で9日のオリックス戦、中4日で14日の日本ハム戦と間隔を縮め、3戦3勝を飾った。相川チーフ作戦兼バッテリーコーチは「本当に意気な男ですよ」と評した。
バウアーの「心意気」は、先発ローテーションと登録枠の効率的な運用に直結した。2日の西武戦が中止で、5日に代替試合を開催。9日のオリックス戦は先発ローテの谷間だったが、バウアーが中5日で入った。首脳陣には「中3日で、120球は投げられる」と主張。一部ではメジャーへのアピールと見る向きもあるが、万全の準備でマウンドに立ち、結果で証明する姿はプロフェッショナルだった。
中6日が主流の日本のプロ野球で、バウアーはまれな存在。起用法に関しては首脳陣が決断を下すが、バウアーの「心意気」が、先発ローテの選択に幅を持たせ、チームに安定感と力を与えた。【久保賢吾】
○…バウアーは20日、2軍ヤクルト戦(平塚)で調整登板し、4回を60球、2安打無失点で降板した。最速155キロの直球を軸に3奪三振。「完全に予定通り。イニング数、球数とも完璧に予定通りです」と納得の表情で話した。
14日の日本ハム戦で9回を113球、3安打1失点で来日初完投勝利を飾って以来、中5日での実戦。翌15日に登録抹消となったサイ・ヤング賞右腕は、この日の調整を経て、最短で再登録可能となる25日阪神戦(横浜)で先発登板の可能性がある。



