西武ドラフト1位の蛭間拓哉外野手(22=早大)がプロ初安打を放った。

1-0の5回2死走者なし、楽天辛島の内角131キロカットボールに食らいつき右前にしぶとくポトリ。「当たりは良くなかったですけど、いかにも自分らしい、泥くさいヒットでした!」と塁上で白い歯を見せた。

前日23日にプロ初先発初出場も3打数無安打1四球。この日も硬さはあったと言うが、「何とか次につなごうと意識をしていたので、その結果がラッキーですけど、ヒットになった」。バッグに大事にしまった記念球に目をやり、「この1本の喜びのために、もっともっと練習して、最終的には自分の目標である2000本安打を達成できるように、積み重ねていけたら」と力強く話した。

ルーキーの活躍もあり、今季2度目の3連勝でカード勝ち越しを決めて5位浮上。松井監督も「形はどうあれ『H』がつくのは、本人が一番うれしい。早い段階で1本出たのは良かった」と評価した。

【関連記事】西武ニュース一覧