1点の壁を越えられない。

日本ハムは13日、楽天戦(エスコンフィールド)に2-3で敗れ、昨季以来となる7連敗を喫した。1点差で敗れるのは、これで6試合連続。69年(昭44)の前身の東映時代以来、2度目の6試合連続1点差負けとなり、球界ワースト記録に並んだ。僅差をこじ開ける決め手に欠き、苦しいトンネルが続いている。

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1点の重みを痛感させられる試合が続いている。日本ハムが球団史上2度目の6試合連続での1点差負けを喫し、球界ワーストに並ぶの珍記録となった。1点の差を戦略で乗り越えるべく、あの手この手で打開策を探ってきた新庄監督は「いろんな策を練って、いろいろ考えてやっているんですけど、まぁかみ合わんですね。ん~…」と、苦悩する心情を吐露した。

明暗を分けたのは9回。サヨナラ勝ちにつなげるべく送り込まれた田中正が2死一、三塁で楽天小深田に中前適時打を浴び、勝ち越しを許した。その裏、上川畑の右前打などで、無死一、二塁のチャンスをつくったが、清宮の右飛で一塁走者の五十幡がタッチアップを試みるも失敗。痛恨の走塁ミスで逆転への流れはついえた。五十幡は「セカンドにいい送球が行った時にストップできた方がいい。そこは反省ですね」と悔しさをにじませた。

策ではカバーしきれない痛恨のミスに、新庄監督は「若さが出たというか、経験のなさが出たというか」。それでも「強くなった時にね、こういう失敗が思い出に変わって、ああいう時もあったよねっていう時が必ず来るから」とフォローすることも忘れなかった。

新庄監督が敷いた攻撃型の打線は一定の成果を残した。1、2番に清宮、万波、3番からマルティネス、野村、松本剛と続く打線を組んだ。「攻撃型の打線を組んで、勢いつけたかったのでね」。采配は初回からはまり、万波、マルティネスの連打から先制点が生まれた。マルティネスは3回に自身初の2桁本塁打到達となる10号ソロ本塁打を放った。「マルティネスも調子良くなってきて、線になっていけば大丈夫です」。打撃の調子を上向かせ、連敗を必ずストップさせる。【石井翔太】

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