楽天則本昂大投手(32)が、暑さ対策万全でチームトップタイの6勝目を挙げた。

初回から快調に飛ばし、1点を失った6回には2死三塁のピンチでこの日最速の152キロをマーク。「自分がしっかりと投げられればという感じではいた」と、最後は内角130キロスライダーでポランコから空振り三振を奪った。8回4安打1失点。カード勝ち越しに貢献した。

6月6日の阪神戦から9試合負けなしで自身5連勝。“夏男”っぷりを見せているが、その裏には「夏場はどうしても得意ではない」という本音がある。昨季は7月5日ソフトバンク戦から5連敗。対策のため、今年は5月から長袖を着ての練習を実施し、交代浴やサウナで暑熱順化に励んできた。「今のところ対応はできている」と対策が実った。

3・5ゲーム差を追う3位ソフトバンクとは、8日から直接対決を控える。則本は「チームとしても沈みやすい時期。ここが本当に勝負の月だと思ってやっていかないと」と表情を引き締める。苦手だった夏を逆襲の夏へ-。勝利を積み重ねるため、次回も熱投を目指す。【湯本勝大】

▽楽天石井監督(則本の投球に)「ノリらしいピッチングというか、球を投げてくれていた。彼らは長い回を投げることが使命。しっかりと自分の仕事をしてくれた」

▽楽天小郷(1回1死二塁で右翼へ先制打)「今日は8月6日ということで、平和に野球ができることに感謝しながら打席に入りました」

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