オリックスが、昨季国内フリーエージェント(FA)権を取得した広島西川龍馬外野手(28)の獲得調査に動いていることが5日、分かった。リーグ3連覇を達成し、2年連続の日本一は逃したが、さらなるチーム力強化へ手は緩めない。

西川は、通算2970打席で打率2割9分9厘を誇る左の巧打者。今季、右脇腹痛による離脱はあったものの、2年ぶりに規定打席に到達し、リーグ2位の打率3割5厘をマークした。センス抜群の打撃力には定評があり、変わらぬ走力も大きな武器で評価も高い。大阪出身の西川にとってオリックスは地元球団となる。

昨オフは単年で契約を更改しているが、広島からはすでに残留要請を受けている。FA権を行使するのか、ソフトバンクなど数球団も獲得に興味を示しているとみられる。

オリックスは昨オフ、複数球団との争奪戦を制して西武から森友哉捕手(28)を獲得。レギュラーシーズン110試合に出場し打率2割9分4厘、18本塁打の成績を残した主砲は、今や欠かせぬ戦力となった。頂点に輝いたばかりだが、“常勝軍団”を目指し動きは止めない。

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