日体大(首都大学1位)は終盤に食らいつくも上武大(関甲新学生1位)に屈し、初優勝した17年以来2度目の優勝とはならなかった。

序盤に開いた6点差が重たかった。

先発には今大会初登板の宮下大地投手(3年=日体大荏原)がマウンドへ向かうも、いきなり先制を許した。初回2死一、三塁から5番荒巻に右翼席中段への3ランを被弾。初回に3点を失った。

0-3で迎えた3回。先頭平井にもソロ本塁打で4点目を献上。初回に先制弾を浴びた荒巻との第2打席目。2死三塁のフルカウントから投じた147キロ直球は、高々と左翼席へ吸い込まれ、2打席連続の1発。右へ左へ打ち分けられた。

2番手伊藤大稀投手(2年=智弁和歌山)は4回1/3を無失点と好リリーフ。好投から流れを引き戻し、8回には中妻翔外野手(4年=常総学院)の右前適時打、代打黒川怜遠外野手(2年=星稜)の右前適時打で4点差に詰め寄るも反撃及ばず。

古城隆利監督(54)は「最初の3ランもそうですし、同じバッターに3回にも連発でってところ。序盤に6失点でスタートしたのはやっぱり痛かったですね」と序盤の失点を重く受け止めた。

準優勝した日体大は、関東5連盟第2代表として15日開幕の明治神宮大会に出場する。

同監督は「第2代表なので1試合多いですから。ずっと箱山、寺西で勝っていた中で、しっかり伊藤が結果を残してくれて良かった」と好救援の伊藤を高く評価した。