巨人船迫大雅投手(27)が29日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、800万円から1500万円アップとなる年俸2300万円でサインした。

西濃運輸からオールドルーキーとして入団し、今季は36試合登板の防御率2・70。7月に1軍再昇格し、中継ぎで存在感を示した。「来シーズンもっと評価してもらえるように結果を残していきたい。もっと登板数も投げられた。防御率ももうちょっと下げられたのではないか。詰められた部分がもう少しあったのではないかと思う」と気を引き締めなおした。オフの自主トレは鈴木康と実施し、ストレートの平均球速を上げることに重点を置く。

ドラフト2位ホンダ鈴鹿・森田駿哉投手(26)は同学年であり、社会人では同じ東海地区で切磋琢磨(せっさたくま)した間柄。「うれしい一方、ライバルでもある。中継ぎ、抑え、先発のどこにいくか分からないですけど、いい刺激を受けながら、2人で上がっていきたい」と高め合っていく。来季に向けては「勝ちパターンで50登板以上しっかり投げることが目標」と力を込めた。(金額は推定)

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