右肘の違和感で2軍調整中だったヤクルト小川泰弘投手(33)が22日、神宮外苑で行われた1軍投手練習に合流した。

この日はキャッチボール、ダッシュなどで調整。チームは23日の広島戦(神宮)から9連戦で、先発ローテの谷間となる26日の阪神戦(甲子園)で今季初先発するとみられる。「自分のスタートなんで、自分のピッチングをして、チームの力になれるように。1人でも多く、1イニングでも多くっていう思いは常に持っているんで、リリーフの負担を減らせるように頑張っていきたいです」と意気込んだ。

開幕投手の最有力候補だったが、3月上旬に右肘の違和感で離脱。リハビリを経て、5日のイースタン・リーグのオイシックス戦で実戦復帰した。2軍では「鍛えてなかった部分やケガした部分、機能が落ちていた部分」などを強化。同リーグでは3試合に登板し、1軍先発への準備を整えた。チームは2カード連続負け越し中で、借金は今季最多タイの4で最下位。「(1軍に)呼んでいただいたからには、しっかり気持ちを入れてやるだけです。結果を恐れず、投げたいと思います」と巻き返しに向け、エースの覚悟を示した。【久保賢吾】

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