日本ハム選手に、パワーの源となっているオススメ飲食店メニューを聞く「Fチカラメシ」。第4回はエース伊藤大海投手(27)の“青春の味”、苫小牧にある「味の五十番」の「辛味もやしラーメン(味噌)」です。元ファイターズガールのタレント工藤彩音(23)がリポートします。
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日本ハム伊藤「いまでも釣りの帰りなど、シーズン中にもよく行きます。高校の時に、病院の帰りとかにこっそりと行っていた思い出があります。高校時代に大変だった時を思い出すような、原点回帰みたいな。味も大好きですし、お店も、なんか家に帰ったような感じなんです」
駒大苫小牧の校舎から約2キロの距離に、「味の五十番」はある。大通り沿いに面してはいながら、入り口はやや奥まった位置にあってエンジン音は耳に届かない。ラーメン好きな工藤は「レトロな雰囲気で、“味”がありますね。食べる前から『絶対においしいだろうな』って予感させます」と期待に胸を高ぶらせた。
伊藤の思い出の味「辛味もやしラーメン(味噌)」(1000円)は、辛さの度合いと「こってり」か「あっさり」かを注文時に伝える。もちろん工藤は、伊藤と同じ「辛さ1番、こってり」をオーダー(こってりは20円プラス)。自身にも、バレーボール部だった高校時代に通ったラーメン屋がある。「みんなでカウンターに横並びで食べてました」と、工藤はラーメンが届くまで、少しだけ感傷に浸る。「もう、なくなっちゃったんですよね…」。さみしそうに話したが、スマホで調べると「…あ、まだやってました」。見事な勘違い。せつないはずのエピソードは、工藤の“天然っぷり”を表す笑い話になった。
「辛味もやしラーメン」は、たっぷりのもやしとお麩が乗った、昔風なたたずまい。一口すすると、ガツンと濃いめのスープが「私が好きな縮れ麺」(工藤)によく絡む。「もやしがシャキシャキしてるのがいいですね」。工藤が言う通り、しっかりと野菜を感じることができる。「辛さ1」だが、「けっこう辛さがあります。辛いのが好きな人にはいいですね」と、辛党にもオススメできる一品。辛さは3まであり、塩ラーメンはさらに辛さを感じることができるという。
23年でファイターズガールを卒業した工藤は昨春、初めて沖縄キャンプを見学に行った。その際の伊藤の姿は脳裏に刻まれている。「たったひとりでずっと練習していたんですよね。ストイックだなって思いました」。今季はここまでリーグトップの12勝を挙げ、優勝争いをけん引。そんな伊藤の“青春の味”は、コク、深み、辛味が絶妙のコンビネーション。すべての球種が一級品の、伊藤の投球術にも負けない完成度だった。
◆味の五十番 苫小牧市双葉町2丁目1-4。午前10時半~午後2時半。火曜日定休。
◆工藤彩音(くどう・あやね)2002年(平14)4月8日、札幌市生まれ。22、23年、ファイターズガールとして活動。特技は書道、バレーボール。おいしいものを食べることが趣味。身長168センチ。血液型O型。「FM NORTH WAVE」の「FUN‘S AFTERNOON」(毎週日曜午後4時)、「ステドラ!~STATION DRIVE SATURDAY」(毎週土曜正午)に出演中。



