ロッテに早くも“サブロー流”の風が吹き始めた。ZOZOマリンで行われた9日の秋季練習2日目では、前日8日に就任会見を行ったサブロー新監督(49)が「厳しくやっていきたい」と話していた言葉通り、朝から走り込み中心のメニューでチームを引き締めた。選手からは「足がパンパン」と悲鳴も上がる中、指揮官は「キャンプインに慣れるため。けがをしてもいいくらいの気持ちで秋は無理やりやらせようと思っている」と語り、本気度を見せつけた。
厳しい練習に若手も必死に食らいつく。高卒2年目の寺地隆成捕手(20)は「なかなかハード。でも自分のためだと思って頑張ってついていきます」と息を切らせた。8月下旬から右肘の違和感で捕手としての出場はなかったが、この日は江村バッテリーコーチらと基礎練習に励んだ。今季はチーム最多の75試合でスタメンマスクをかぶり、打率2割5分6厘、5本塁打と飛躍も「打率は最低でも2割7分をキープしたかった。まだまだこんなもんじゃないと思います」と闘志メラメラ。軽く投げられるようになってきたという右肘の回復とともに、充実感に満ちた表情で汗を流した。
ドラフト1位ルーキーの西川史礁外野手(22)も、シーズン最終戦翌日から練習を続けるなど意識の高さを見せる。サブロー監督は「ここまでできるルーキーはあまり見たことがない。想像以上」と目を細め、「新人王を取ってもおかしくない」と太鼓判を押した。
「昭和の野球」を掲げる新体制のもと、若手たちが必死に食らいつく。ロッテの再建は、すでに始まっている。【佐瀬百合子】



