阪神が“秋の大運動会”を制し、日本シリーズに向かう。藤川球児監督(45)が10日、DeNA三浦監督、巨人阿部監督とともに「2025 JERAクライマックスシリーズ セ」の共同記者会見に出席。虎の指揮官はCSを「セ・リーグ最後の大運動会」と表現し、リーグ戦と同様に1位で勝ち抜く意気込みを明かした。主力は宮崎でのフェニックスリーグ組とSGLでの残留組に分かれて調整してきたが、11日から甲子園で全体練習を開始。15日開幕のファイナルステージ(甲子園)へ、実戦形式練習で総仕上げにかかる。
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リーグ王者阪神の相手は、2位DeNAかそれとも3位巨人か。CSのファーストステージ(3試合制)が11日に横浜で開幕する。甲子園からのリモートで3球団の共同会見に出席した藤川監督は、独特の表現で必勝を期した。
「セ・リーグ最後の大運動会。勝っても負けても素晴らしい期間に3チームでしたい。ぜひお楽しみにしていただきたい」
圧倒的な強さでリーグ優勝したが、CSでコケては日本シリーズに進めない。その決戦を「大運動会」と表現し、再び1位で駆け抜ける意気込みを明かした。
当初はSGLで調整してきた佐藤輝ら主力野手陣を、11日から宮崎でのフェニックスリーグに派遣する予定だった。だが台風23号の接近の影響で取りやめ、11日から甲子園で全体練習を行うプランに切り替えた。15日からのCSファイナルに向かう主力が、いよいよ本拠地に勢ぞろい。実戦形式練習を行い、実戦感覚を養うことを決めた。11日は1、2軍合同練習の形を取り、紅白戦に近い形の練習も可能となる。野手組は佐藤輝、森下、大山、近本、中野らが参加し、投手組は、初旬のフェニックスリーグに出向かなかったデュプランティエ、石井、岩崎らがスタンバイ。優勝に大貢献したハイレベルのな身内対決で、勝負勘を研ぎ澄ます。キーマンを問われた指揮官は頼もしげに言った。
「4番の佐藤もいますし、3番の森下、5番の大山、それから1番の近本、2番の中野。ディフェンス、走力を含めて走塁もそうだし、投手もそう。誰が起点になっても戦える強みがうちのチーム。この展開なら、キーマンはこの選手だろうというのが出てくる」
DeNAは右手親指を痛めて離脱中の牧がCSから復帰予定。右肘痛を完治させた巨人岡本も登り調子でCSに臨んでくる。
「(両チームとも)主軸の4番打者が抜けていた時期が非常に長かった。夏までのチームとは全く違いますから。短期決戦はもう本当にお祭りといいますかね。やってみるまで攻略法なんてないです。明日からの(両チームの)戦いを目を凝らして見ながら、チームを仕上げたい」
警戒感を強めるが、どちらが相手でも泰然自若。“秋の大運動会”に勝つ準備を、4日間でしっかり整える。【伊東大介】



