背中の張りを訴え戦列を離れていた今秋のドラフト1位候補の創価大・立石正広内野手(4年=高川学園)が実戦復帰を果たし、2安打2打点1盗塁と活躍した。NPB9球団のスカウトが見守る中で2打席連続で快音を鳴らし「周りが打ってくれて勢いに乗れた。今日は本当に周りに助けられましたし、ピッチャーの石田に感謝したい」とかみしめた。

今月4日の駿河台大戦で途中交代。腰を痛めたとみられたが「腰はなんにも痛くないです」と否定。今季リーグ戦に出遅れる原因となった右足靱帯(じんたい)を損傷し、さらに「足首からくる、ちょっとした当たりがちょっとひどくて」と背中の張りにつながったという。「まだ可動域は今まで通りにできていない。捻挫といえどそんな簡単にもと通りにならないので、もしかしたら原因かもしれない」と説明した。

最終カードに向けて照準を合わせて準備し、この日の復帰戦で「3番二塁」でスタメン復帰。3打席目まで遊直、空振り三振、空振り三振に倒れたが、5点リードの6回2死二塁で左前へ初安打。貴重な追加点をもたらすと、一塁上でベンチに向かい右拳を握ってガッツポーズ。「やっと打てた」と喜びを表現した。

8回1死二、三塁ではコールド勝ちをもたらす貴重な7点目を奪うタイムリーで決着をつけた。「最後のリーグ戦はあんまり打席に立ってない。自分が思ってるようなリーグ戦ではないですが、なんとかあとの試合でできれば」。

23日のドラフト会議が近づいてきた。広島から1位指名を受けたことはスマホのニュースで知ったといい「自分も携帯を持ってるので、スポナビから通知が来ましたし。自分の名前が出てびっくりです。(事前に1位指名の)公表はあるあるだと思うんですけど、自分が最初に言ってもらえるとは思ってなかった。うれしかったです」と率直な思いを述べた。

1週間を切ったドラフトに向けてよりも、まずはチームの戦いを優先する。「今はまだ試合があるので、あんまり気にしてない。明日を出し切るだけ」と誓った。