ソフトバンク城島健司CBO(チーフベースボールオフィサー、49)が28日、ドラフト会議で1位指名をした米スタンフォード大の佐々木麟太郎内野手(20=花巻東)の父で岩手・花巻東で野球部監督を務める洋さんに指名あいさつのため、同校を訪れた。
23日に行われたドラフト会議で佐々木を1位指名。DeNAとの2球団競合の末、交渉権を獲得していた。サプライズ指名から5日後、父洋さんと直接会話を交わした城島CBOは「今日は(佐々木)監督というよりも、麟太郎くんのお父さんに我々が指名した礼儀的なあいさつでした。お父様も、麟太郎くんも『まさか1位』でという驚きがありました」と話し「野球に対する取り組みや姿勢、人としての姿勢も評価をしています。球団のリーダーや核になる選手だと思います。1位指名でなければ交渉権は獲得できなかったので、判断は間違っていませんでした」と断言した。
佐々木は花巻東でプレーし、歴代最多の高校通算140本塁打をマーク。世代屈指のスラッガーで注目を集め、高校卒業後はスタンフォード大への進学を決断した。球団との交渉解禁は同大のシーズン全日程終了(5~6月)の翌日からで、その時点では決断しない方針でいる。現状では7月中旬に行われる米ドラフト会議の結果を受け、最終的な決断を下すとしている。<1>米ドラフトで指名されたMLB入団<2>ホークス入団<3>大学残留の3択。異例のケースとなり「我々が勝手に指名したことでこういう事態が生まれたわけで。世の中の人の知らないケースが多々あるわけですよね。それを含めてうちは欲しい選手、評価してる選手だというのを分かってほしい」と力説した。さらに「彼の意見を尊重してあげたい」とした上で「ご縁があってうち(ホークス)で大活躍するのか、アメリカで活躍するのか。見守ってあげたいなと思います」と話した。
ホームラン打者の佐々木に、王貞治球団会長(85)も目を細めている。交渉権獲得した後には自ら佐々木に電話を入れたことを明かしていた。城島CBOは「(佐々木が)うちに来てくれれば会長の寿命が10年延びると思います」と笑顔で話した。



