最多勝3度のベテラン右腕はしっかり本番に合わせてきた。日本ハム有原航平投手(33)が、ヤクルト戦に登板し、4回1安打無失点の快投を披露した。前回登板した15日巨人戦まで、オープン戦は防御率7・88とピリッとしなかったが、本番前最後の登板で無四球5奪三振。31日の本拠地開幕ロッテ戦(エスコンフィールド)へ向け、首脳陣を安心させた。
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オープン戦3度目の登板となった有原は、直球に多彩な変化球を織りまぜ4回を内野安打のみの1安打無失点。無四球で5三振奪う快投を披露し「投げたいボールも投げられましたし、最後いい形で開幕を迎えられるピッチングができた」と手応えを口にした。
前回登板の最速が145キロで「もっと出力を上げたい」としていた球速も147キロまで上げてきた。4回1死では、古賀からフォークでファウルを奪い追い込むと、外角低め146キロの直球で見逃し三振に斬った。「真っすぐも要所でしっかり投げられた。フォークもいいところに投げられた。追い込み方も良かった。これをシーズン中に出せたら」と思い描いた。
オープン戦は、前回登板した15日巨人戦まで、2試合8イニングを投げ、10安打8四球7失点、防御率7・88と安定しなかったが、テーマを設定しながらの登板を続けてきたからこそ、焦りはなかった。段階を踏んだ万全な調整に「最後のオープン戦登板は自分の中で意識はしてました。もう試すとかより、しっかり結果を出せるように」。言葉通りの好投に新庄監督も「僕が言うまでもないでしょ。コツを知ってるね」と絶賛した。
現時点では指揮官から31日の本拠地開幕ロッテ戦先発に指名されており「1試合目から1球目からしっかり投げることが大事。ケガせずシーズン通して最後まで投げ切るという思いを持ってスタートしたい」。3年連続4度目の最多勝獲得に向けた準備は整った。【永野高輔】



