プロ野球の新人選手研修会は2日、巨人の大田泰示内野手(神奈川・東海大相模高)ら12球団の85選手が参加して東京都内で開かれ、ソフトバンクの王貞治会長が実体験に基づいた打撃指導を含む講演をした。

 王会長は「試合後や練習後に振り込んで筋肉に覚え込ませろ」「窮屈なくらい脇を締めることで内角球がさばける」といった打力向上のポイントを話し、日々の練習でできる選球眼の磨き方などの具体的なアドバイスも送った。

 将来の大砲と期待される大田は「自分は振る量が足らないと思った。もっともっとバットを振ってコツをつかみたい」と話し、王会長が持つシーズン最多本塁打のプロ野球記録、55本の更新を目標に掲げた。

 ほかにアンチ・ドーピングや暴力団対策、取材対応の講義を受けた。

 [2009年3月2日19時0分]ソーシャルブックマーク