<巨人4-1阪神>◇11日◇東京ドーム

 阪神は打線が全くつながらず3連敗を喫した。安打は7回の2本だけだった。昨季から続く巨人戦の連敗は9にまで伸びた。

 東野の前に無安打で迎えた、2点を追う7回。金本、新井の連打で無死二、三塁としたが、代打今岡の三ゴロの間に1点を返すのがやっとだった。終わってみれば、唯一と言えた絶好機に真弓監督は「あそこで同点までいきたかった。追いついていれば、面白かった」と悔やみきれない。

 腰痛を抱える赤星、疲れの見えるメンチを先発から外した。だが、代わって入った桜井、葛城がともに無安打。起爆剤になれない。開幕から8試合の総得点39点のうち、21点が金本のバットから。頼みの主砲は2四球と勝負を避けられ、得点能力が激減した。

 現状を打開するには、1人1人が調子を上げていくしかない。「野手がしっかり打たないと勝てない」と鳥谷は責任を背負い込んだ。

 [2009年4月11日22時40分]ソーシャルブックマーク