ローテ入り切符は、天気も味方につけろ!

 ソフトバンクの開幕ローテショーン争いが、9日からの6連戦で佳境を迎える。オープン戦は残り6試合で、確定していないローテ枠は残り2。現状では、4日の楽天戦で5回1失点と好投した藤岡好明投手(24)が一歩リードしている。最後の1枠を競う巽真悟投手(22)、岩崎翔投手(20)、大場翔太投手(24)の「若手ドラ1トリオ」が最後のアピールを狙うが、最大の敵が天気だ。

 予報では9、10日の関東地方は雨。巽は10日の横浜戦(横浜)で先発する。岩崎は9日の横浜戦(平塚)、大場は10日の横浜戦でともに2番手として3~4イニング登板予定。高山投手コーチは「屋外だし、1日ぐらいの中止は頭に入れている。ローテ(が確定している)投手の調整が優先になる」。9日が中止の場合は、ホールトンが10日にそのままスライドで先発。巽は2番手以降に回るため岩崎、大場のアピールチャンスが消えてしまうことになる。ローテ入りを狙う若手は、天を味方につけられるか試される。

 [2010年3月9日12時8分

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