<ソフトバンク1-4西武>◇9日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク打線がパ・リーグ防御率トップの西武帆足和幸投手(30)に8回4安打と封じられた。そのまま5安打1得点で敗れた。帆足からは07年9月に勝って以来、4年越しで8試合連続で勝てていない。昨季は3試合0勝2敗(防御率1・48)と完ぺきに抑えられた「天敵」だ。秋山監督も「打てそうで打てなかったな。ゴロを打たせてとる投球だったな」とうなるしかなかった。

 2回1死三塁、柴原の二ゴロで1点先制したが、その後は走者を得点圏に進めても要所を抑えられ、追加点を奪えなかった。3打数無安打で8回には派手な空振り三振を奪われた小久保は「もっと球を出し入れしてくるという考えがあればよかった。もっと突っ込んでくると思ったんだけど」と左右に揺さぶられ、厳しい顔で振り返った。それでも過去2年は借金生活で突入しながらともに優勝した交流戦を前に、すでに貯金が7つある。小久保は「1勝2敗で御の字。気分は交流戦です」と前を向いた。

 [2010年5月10日11時28分

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