4年連続の開幕投手を目指すヤクルト石川雅規投手(31)が15日、同じく開幕候補の館山昌平投手(29)とともに初のフリー打撃に登板した。飯原、畠山に対して48球を投げて、1本塁打を含む安打性の当たりは7本。順調な仕上がりに「バッターに投げられたことが収穫」と手応えを話した。

 今季初先発する20日の日本ハム戦は、ドラフト1位ルーキー斎藤佑樹投手(22=早大)が国内球団に対して初登板する予定。「お客さんが入るところで投げられるのはプロとしてうれしい。僕が(斎藤を)意識することじゃないですけど」と言う。石川は大卒1年目に12勝を挙げるなど、プロ9年間で8度2ケタ勝利をマークする。これまで斎藤は映像で見たことがあるだけで「テレビと実際に見るのとでは違うと思う」と分析した。

 この日は高速シンカーと低速の間の新球、中速シンカーも数球投げた。「あとは実戦で投げていきたい」と日本ハム戦から解禁する考えだ。

 [2011年2月16日8時45分

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