広島の高卒2年目の庄司隼人内野手(20)がワンチャンスをモノにした。16日の紅白戦に出場予定だった東出が首の寝違えのため急きょ欠場。その代役に2軍から呼ばれてスタメン出場し、タイムリーヒットを含む3打数2安打1打点の活躍だ。野村監督も「あれが僕の望むところなんです。呼ぶ予定はなかったけど、目の輝きというかギラギラした感じで結果も出した」と絶賛した。

 1軍練習に参加した経験もなかっただけに、「ちょっとドキドキした」というが、試合では「2番二塁」でスタメン。いきなり死球で出塁すると、2打席目は2死満塁で左邪飛に終わったが、続く3打席目は左前タイムリー。さらに4打席目にも安打を放った。指揮官はさらなるチャンスを与えることを明言。庄司も「2軍でやってきたことを出し切りたい」と幸運を生かすつもりだ。

 [2011年2月17日10時1分

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