<全日本大学野球選手権:大体大2-1三重中京大>◇13日◇1回戦◇東京ドーム

 ドラフト上位候補の大体大(阪神)・松葉貴大投手(4年=東洋大姫路)が全国1勝を挙げた。三重中京大(東海地区)を延長タイブレークで撃破。松葉は10回を1失点で投げ抜いた。

 松葉が13個目の三振で全国初勝利を挙げた。昨年の2回戦・道都大戦はタイブレークで敗れたが、この日は10回表の暴投による決勝点を死守した。自身の春秋全国大会連敗を3で止め「最後はどうやって喜んだらいいかわからなくて。10回裏のマウンドに立ったとき野手が1人1人声をかけてくれ、支えになりました」と感謝した。最速147キロの直球を軸にした好投に、オリックス長村編成部長は「これくらいキレのある球を投げられたら十分上位候補」と評した。