侍ジャパンのマイアミ行きが決まった。東京ドームでは日々満員のファンと多くの報道陣が詰めかける。今日の侍日記はWBC取材の裏側を3つに分けて紹介します。
<1>同時通訳がすごい
毎日、試合前会見(監督と選手1人)と試合後会見(勝ちチームは監督と選手1人、負けチームは監督)が行われる。当然、日本だけでなく韓国や台湾、オーストラリア、チェコと相手チームの取材もある。そこで活躍するのが、毎日貸し出される「翻訳機」。チャンネルを変えれば日本語、英語、韓国語など言語を変更でき、ほぼ同時に翻訳してくれる。同時通訳でないとそれぞれの言語での待ち時間が生まれてしまうが、同時通訳ならタイムラグも少ない。会見の映像をみれば、質問のあとに同時通訳を待つ間のわずかなラグはあるが、それでも私たち取材者にとってはその分取材できる時間が増えるため、大変ありがたい。
<2>ミックスゾーンの混雑がすごい
ミックスゾーンは東京ドームの駐車場へと続く通路で行われる。巨人取材時も同様だが、WBCのような大きな大会は報道陣の多さも桁違い。さらに両チームの選手が同じ動線で帰るため、細い通路はてんやわんや。報道陣側とチーム側で分かれているが、鈴木や吉田ら注目選手の取材中には報道陣20人以上が1カ所に集中して身動きがとれなくなることも。それだけの注目度の高い大会であるといえそうだ。
<3>アクセスパスの受け渡しが鍵
各国からたくさんのメディアが集まる東京ドーム。もちろん各社取材パスの枚数も限られる。私たちのようなスポーツ紙は記者で4枚。その中でもグラウンド上で取材ができる「ALL」が2枚とグラウンドに入れない「NO FIELD」が2枚。さらに午後0時開始の日本以外の第1試合のパスもここに含まれる。そのため、第1試合をカバーしてくださっている先輩記者2人と第1試合後に素早くパスを受け渡して入れ替わり。そして状況に応じてグラウンドに出られる「ALL」のパスを交換しながら試合前会見や試合前練習での大谷のフリー打撃を取材する。慌ただしいがそれだけ貴重な時間でもあるということ。マイアミでもありがたく取材を頑張りたい。【小早川宗一郎】

