侍ジャパン大谷翔平投手(31)が1次ラウンド3試合連続「1番DH」でスタメン出場。今大会初の無安打に終わったが、得点に絡む2四球でチームの1次ラウンド3連勝での首位突破に貢献した。

1回無死の第1打席。オーストラリアの先発右腕マクドナルドとの対戦はカウント2-2まで1度もバットを振らず、5球目の129キロのスプリットを引っかけて二ゴロに倒れた。2日ぶりの凡退となった。

第2打席は2回2死一、二塁の好機。1ボールからの2球目、マクドナルドの146キロ直球を中堅左へ打ち上げ、本塁打を期待するファンから大歓声も打球はスタンドへ届かず、中飛に倒れた。スタンドからは、ため息が漏れた。

第3打席は当初、4回2死満塁で回ったが、二塁走者の牧秀悟内野手(27=DeNA)が捕手からのけん制に戻れずアウトで打つことができず。仕切りなおしとなった4回先頭で、オーストラリア3番手のサイドスロー左腕タウンゼントと対戦。1ボールからの2球目を打ったが右直に倒れた。

1点を追う7回先頭での第4打席。オーストラリアの5番手は再びサイドスロー左腕のケネディだったが、ストレートの四球。この試合初めて出塁した。その後、2番鈴木誠也外野手(31=カブス)は右直、3番近藤健介外野手(32=ソフトバンク)は一ゴロで大谷は二塁でアウトとなったが、4番吉田正尚外野手(32=レッドソックス)が右翼へ逆転2号2ラン。大谷の出塁が逆転劇につながった。

第5打席は代打佐藤輝明外野手(26=阪神)の適時二塁打が飛び出した直後の8回1死二、三塁の場面だったが、オーストラリアバッテリーは当然の申告敬遠。球場はブーイングに包まれたが、大谷はゆっくり一塁へ歩き、2番鈴木が押し出し四球を選んでチーム4点目につながった。結果的に1点差に迫られた中で、大きな1点となった。

今大会初めて安打こそ出なかったが、反撃の起点となる四球と押せ押せムードを高める申告敬遠できっちりと仕事を果たした。

ここまでの大谷は6日台湾戦では右翼線二塁打、1号満塁本塁打、右前適時打、一直で4打数3安打5打点。7日韓国戦では四球、2号ソロ、中前打、申告敬遠で2打数2安打1打点。この日の成績を含めると3試合で9打数5安打(2本塁打)6打点。打率は試合前の打率8割3分3厘から5割5分6厘に落としたが、大きな存在感はこの日も別格だった。

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