カナダが7-2でキューバを下し、WBCで初めて1次ラウンド突破を果たした。7回から登板した左腕パクストン(前レッドソックス)は、9回2死走者なし、2球で2ストライクと追い込んだ。しかし、そこから2球ファウルで粘られるとウィット監督が出てきた。その時点で球数は49球。WBCでは50球以上投げると中4日空けなくてはいけないルールがある。49球ならば中1日で登板可能。決勝トーナメントに進出するチームならではの交代劇だった。

パクストンは、24年を最後に引退していたが、2回2/3を1安打無失点、1四球6奪三振の快投で歴史的な勝利に導いた。愛称「ビッグメープル」の193センチ左腕に対しウィット監督は「彼は引退から戻り、ソファから立ち上がって、これまで1度も経験がなかったカナダ代表として投げたいと思ったのだ」。メープル(かえで)はカナダ国旗のシンボル。愛国心をたたえながら、準々決勝に備えさせた。

3勝1敗でプエルトリコと並んだが、直接対決で勝利しているため、A組1位通過となった。第1回大会から指揮を執るウィット監督は、MLB公式サイトに「言うまでもなく、とても興奮してる。長い道のりだった」と1次ラウンド初突破の感想を話した。

【WBC】ドミニカ共和国勝利で侍はベネズエラと 旋風イタリアはメキシコに大勝で米国2位/詳細