キックボクシングのワンデートーナメント1回戦で、“神童”那須川天心(19)が、浜本雄大(27)を2回KOで破り、決勝進出を決めた。

 素手で殴り合うミャンマーの格闘技ラウェイの世界チャンピオン浜本をパンチで攻め立てた。1発で相手が吹き飛ぶ強烈な右ジャブと、左のコンビネーションで1回から浜本を追い詰める。すると、2回に左のボディーで最初のダウンを奪った。相手が立ち上がり、試合が再開すると、そのまま一直線に浜本へ向かい助走すると、そのまま飛び上がって左のヒザを頭部にたたき込んだ。強烈な飛びヒザ蹴りで、TKOを決めた那須川は、プロデビュー後の連勝記録を27に伸ばした。「次も残っているので、気持ちよく勝ちたい。浜本選手はボクに挑戦してくれて勇敢なファイター」と話した。