新日本プロレスは20日に都内で会見を開き、IWGPジュニアヘビー級王者高橋ヒロム(28)が首のけがによりベルトを返上すると発表した。現地時間7月7日に米国カリフォルニア州で行われた大会でドラゴン・リー相手に防衛を果たしたが、試合中に首を負傷していた。

 会見の冒頭でVTRが流され、高橋からの手紙が公開された。「みんなにおれの試合を見せられなくて、とても悔しい。ごめんなさい、おれはまだ試合できないんだ。復帰するその時までこの顔面、ボディーも見せたくないんだ。ベルトさんにしゃべってもらおう」と書かれており、その後はベルトが代わりに事情を説明した。

 映像にはその後、菅林会長が登場し、ベルトに対して、「ベルトを返上してもらうことになりました。いまよりさらに活性化するために返上してもらう。1000%の回復をして奪いにきてください」と告げた。

 菅林会長は会見でも、あらためて現状を説明。「タイトルの防衛期限が半年なので、現状では(復帰まで)それ以上かかりそうなので返上してもらいました」と述べた。

 同時に、空位となったことで王座決定トーナメントを開催すると発表。KUSHIDA、BUSHI、ウィル・オスプレイ、マーティー・スカルの4人が覇権を争う。KUSHIDA対BUSHIは9月23日に神戸大会、オスプレイ対スカルは9月30日に米ロサンゼルス大会で行い、それぞれの勝者が10月8日の両国大会でベルトを争うことになる。