IBF世界女子アトム級王座決定戦10回戦は29日、東京・後楽園ホールで行われ、東洋太平洋ミニマム級王者花形冴美(33=花形)が新王者となった。元WBCミニマム級王者黒木優子(27=YuKOフィットネス)と同王座を争い、2-1の判定勝利を収めた。

3回に強烈な右ストレートでぐらつかせて競り勝った花形は、師匠の元WBA世界フライ級王者花形進会長と同じ5度目の世界挑戦での王座奪取。過去2度の対戦で1勝1分けと負けていなかった黒木を倒し「会長と同じ5度目で取れて本当にうれしい」とうれし涙を流した。