元3階級制覇王者のWBAライト級1位ホルヘ・リナレス(33=ベネズエラ、帝拳)が29日(日本時間30日)に米国で再起戦となるスーパーライト級12回戦に臨み、アブネル・コット(プエルトリコ)に3回1分31秒TKO勝ちを飾った。
主戦としてきたライト級から1階級上げての試合で、力強さを発揮。初回は変わらぬ高速ジャブで滑り出すと、2回には近距離からタイミング抜群の右一閃(いっせん)。キャリアの3つの黒星は、いずれもその後に世界王者になった強豪からという実力者コットをひざまつかせ、ダウンを奪った。ダメージが抜けない3回には、50秒過ぎに正面から右ストレートで2度目のダウン。立ってきたところに連打を浴びせ、レフェリーストップを呼び込んだ。
試合後には「まず、みなさんありがとう。カリフォルニアで迎えてくれたみんな、ありがとう。こういう結果がでて非常にうれしいです。私はハッピーですし、もっと戦います。どんどん体調も気分も良くなっている。ビッグファイトを期待しています」と笑顔を交えて語った。
5月に現役最強と称されるロマチェンコ(ウクライナ)にダウンを奪いながらも敗れて王座陥落したが、その戦いぶりに評価はむしろ上昇していた。今後については「ロマチェンコとまたやるってのもありじゃないですか」とも言及。4階級制覇を目指すか、雪辱戦に進むか。この日は頭頂で髪を縛った「侍風」の新ヘアースタイルで登場した33歳から今後も目が離せない。

