プロレスラーで大阪・和泉市議を務めるスペル・デルフィン(本名・脇田洋人=52)が24日、日刊スポーツの取材に応じ、木村花さんがSNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けていた問題について、6月の同市議会で取り上げると明言した。

「やはりSNSの問題は絶対になくさないといけない。今回は有名人だから表面化しただけで、氷山の一角のはず。表現の自由の問題はあるのだろうが、SNSに対してAIの見張り番を強化させ、(中傷する言葉などに対して)自動削除と警告をできるシステムを導入するべき。市議会だけではどうにもならない部分があるので、ぜひ国にも動いてもらいたい」と強く訴えた。

木村さんとは父娘のような関係だった。自身が社長を務める沖縄プロレスに冠テレビ番組が誕生した際、当時中学生だった木村さんが、アイドルグループの一員に加わってくれた。木村さんがプロレス・デビューする際には、リングシューズを贈ったという。

市議2期目を務めるデルフィンはこの日、自身のツイッターに、木村さんが「花 ママはプロレスラー」と自己紹介文を記した、アイドルグループ時代のCDジャケットを掲載した。最後に「花ちゃんとプロレスしたかった。合掌」と結んでいる。【横田和幸】