ジャイアント馬場、アントニオ猪木とも対戦した米国人プロレスラー、ボブ・アームストロングさんが26日、骨がんで死去した。米プロレス団体WWEが27日、公式サイトで発表した。

骨がんが肋骨(ろっこつ)、肩、前立腺に転移していたという。

米海兵隊の軍人や消防士などを経て、60年にプロレスデビューしたアームストロングさんは68年に日本プロレスで初来日。タッグマッチで馬場らと対戦した。また72年にはジム・ドランゴのリングネームで新日本プロレスの旗揚げシリーズでカール・ゴッチらと外国人招待選手として来日。猪木とシングル戦で対戦した。米国では83年にリック・フレアーの保持したNWA世界ヘビー級王座にも挑戦していた。

また息子となるスコット、ブラッド、スティーブ、ブライアンがプロレスラーとなり、ブラッドやスティーブとはタッグを組んで活躍。TNAにも参戦し、08年にはAJスタイルズ、トム組の保持したTNA世界タッグ王座にも挑戦した。11年には米プロレス界の功績からWWE殿堂入りも果たしていた。