11月13日にロシア・モスクワで殴打されて入院生活を送った総合格闘家で元PRIDEファイターのセルゲイ・ハリトーノフ(40=ロシア)が殴打した犯人となる知人の総合格闘家アダム・ヤンディエフ(32)と和解した。

ロシアメディアのREN TVによると、ヤンディエフから「アスリートとして感情を抑制しなければいけない。あなたに謝りたい。怒りも不快感もない。許してください」と正式に謝罪。ハリトーノフは「若者が我々のような間違ったことをしてほしくない。若い世代の模範であるべき」と許したという。また両者が対面し、和解の握手を交わした動画も投稿された。

ハリトーノフは11月13日、モスクワのルジニキ・スタジアムでヤンディエフにブラスナックル(メリケンサック)で殴打され、左眼窩(がんか)底と鼻骨を骨折。同16日には痛々しい顔面の写真を自らのSNSで投稿していた。

ハリトーノフによると、ヤンディエフに総額200万ルーブル(約230万円)を貸したものの、返済されないという金銭トラブルが対立の原因だったという。