K-1スーパー・ライト級前王者の安保瑠輝也(25)が来年1月24日、ウエルター級で再起戦を行う。東京・代々木第1体育館で開催の「ケイズフェスタ4」(日刊スポーツ新聞社後援)で、海斗(25)と対戦する。K-1実行委員会が9日、都内で発表した。

9月22日の大阪大会での3度目の防衛戦で山崎秀晃に敗れ、王座を陥落した瑠輝也。180センチの長身ゆえに、これまで減量に苦しんできた。今回から階級を上げて心機一転、2階級制覇に向けて新たにスタートを切る。

会見冒頭では相手の海斗に言及せず、「復帰戦なので多くは語らず、結果を見せる」とポツリ。そして、山崎について「リベンジしたい気持ちもあるが、わざわざ体を小さくして、弱い状態でやりたくない」と話した。さらに、自身が新たな階級でベルトを巻くことを想定し、「自分がチャンピオンになって、チャンピオン同士の戦いを山崎選手に受けてもらいたい」と、理想の対戦プランを明かした。

対戦相手の海斗も179センチの長身。3月の「ケイズフェスタ3」では、第3代K-1スーパー・ウエルター級王者決定トーナメントに出場した。王者となった木村”フィリップ”ミノルの強打の前に、1回戦で沈んだが、存在感は示した。「実力も名前もある瑠輝也選手と対戦できてうれしい。全力で勝ちにいく」と番狂わせを狙う。