K-1ウエルター級王者野杁正明(28=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が王座奪取後初試合で鮮やかなKO劇をみせた。

昨年9月に対戦予定だった加藤虎於奈(26=TEAM TOP ZEROS/LARA TOKYO)との同級3分3回(延長1回)で激突。1回、相手のあごを貫く左ストレートでダウンを奪い、続く2回には左ボディーからの左アッパーで2度目のダウンを演出。同回1分47秒、KO勝利で王者らしく白星を挙げた。

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野杁は「ちょっと1回で倒そうと思いましたが、いろいろ試したい技もあったので、2回までかかりました。虎於奈選手ありがとうございました」と傷1つない顔で冷静に振り返った。6月19日、東京ドームで開催される武尊-那須川天心戦の他カードは未発表。野杁は「ボクは誰でもいい。名前挙げるなら、対戦表明してくれている(シュートボクシングの)海人選手。試合が決まったら応援に来てください」とあいさつ。

昨年9月のK-1ウエルター級王座決定トーナメント決勝で倒した安保瑠輝也から対戦表明が届いたが「ボクにトーナメントでぶざまな姿で負けた。日本人最後の砦といっていますが、勘違いしているんじゃねえぞと。ボクはこんなところで止まっていない。日本人はどうでもいいです」と外国人との対戦を希望していた。