「最強の挑戦者」クレベル・コイケ(ブラジル、33=ボンサイ柔術)が、ついにフェザー級の頂点に立った。

メインイベントで、RIZIN、DEEPフェザー級2冠王者の牛久絢太郎(27=K-Clann)と、RIZIN同級選手権試合で対戦。満を持して臨んだタイトルマッチを、貫禄の2回一本勝ちで飾り、強豪ひしめくフェザー級の栄冠を手にした。

グラウンドの攻防でも高い対応力を見せてきた牛久だったが、それを上回った。2回に自らのポジションに引きずり込むと、素早く三角絞めで絞め挙げてタップアウトを奪った。

これでRIZIN6戦6勝。その全てをフィニッシュで飾っており、最強の地位を不動の物とした。

新王者は興奮を隠さなかった。「私はブラジル人だけど、19年間日本にいて本当に多くのサポートを受けてきた。本当にありがとうございました」。試合後のマイクでは万感の思いを叫んだ。最後はお決まりの「1、2、3ポペガー!」で決めた。

これで兄弟子のライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザとともにRIZIN王座をダブル戴冠。第2の故郷、静岡・磐田市のボンサイ柔術へ、悲願のフェザー級ベルトを持ち帰る。

【RIZINライブ詳細】クレベル・コイケがフェザー級王座に 矢地祐介は再起戦粘り勝ち