ボクシングの世界4階級制覇王者で4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)が、亡くなった穴口一輝選手を悼んだ。3日に映像配信サービスLeminoによるトークイベントを開催。開始に先だって「僕の試合でのセミ(ファイナル)で素晴らしい試合をしましたが、残念なことになった。この場を借りてご冥福をお祈りします」と語った。穴口選手は井上が4団体統一を遂げた昨年12月、同じ舞台で戦い抜いた。
イベントではマーロン・タパレス(フィリピン)との王座統一をかけた激闘を振り返り、ファンからの質問にも答えた。その1つに「ボクシングの神様があと1つだけかなえてくれるなら、何を願うのか?」。
井上は「難しいですね」と悩んだ後、「トレーニングを続けるのは強くなりたいから。願ってそれがかなうのは簡単だが、それじゃおもしろくない。汗水たらしてこその達成感。『何か1つ』と言われたら、断るかもしれないですね」。自身の信念を象徴するような回答でファンをわかせた。

