ボクシング日本スーパーフェザー級タイトルマッチの計量が19日、大阪市内の日本ボクシングコミッション(JBC)関西事務局で行われた。

2度目の防衛戦となる王者・原優奈(29=真正)はリミットを100グラム下回る58・8キロ、挑戦者の同級1位・奈良井翼(24=RK蒲田)は58・7キロでクリアした。試合は20日、エディオンアリーナ大阪第2競技場で行われる。

「モチベーションは高いッスよ。いい準備ができた」という王者は自信をみなぎらせていた。「今回は新しい原優奈を見せる」と3日前に髪をブルーに染めた。1位挑戦者については「何も感じないし、今どうこうより明日向かい合って戦う。すごい熱入りました」と独特の表現をした。

世界を目指す上で壁が厚い階級。「このスーパーフェザーという階級はいつどうなるか分からないんで状態を作っておきたい」と言い、「壁が厚いからおもろい。簡単にクリアできるゲームやったら、おもんないじゃないですか」。

その頂に向けて、ステップを踏む。「(今年の目標は)ちゃう(違う)ベルトをしばくこと」。WBOアジアパシフィック、東洋太平洋のアジアタイトルを視野に、まずは指名挑戦者を退ける。【実藤健一】