プロボクシングWBA世界バンタム級王者の堤聖也(29=角海老宝石)と元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(29=志成)が23日、都内で行われた計量後、異例の“笑顔のフェースオフ”で全力ファイトを誓い合った。

堤の初防衛戦(24日、東京・有明アリーナ)で4年4カ月ぶりに再戦する2人はアマチュアの高校時代から拳を交えてきた同年代の旧知の友。共に計量クリア後、顔を突き合わせる恒例フェースオフで、笑顔を見せて「全力でやり合おう」と言葉をかわした。

20年10月のプロ初対決は引き分けた。今回が世界王座をかけたプロでの決着戦になる。堤は「結局、殴り合いになる。その上でどっちが勝つか。最終的に心と心の勝負になる」と精神力の戦いになると断言。その発言を伝え聞いた比嘉も「1回から12回まで気を抜けない相手なので気持ちをつくっていきたい」と気合を込めた。

ともに打ち合いを得意としている。派手な打ち合いでのKO決着が期待される。「KOにはこだわらないけど、すごい内容の試合になると思う。早い回で終わる可能性もあるし、消耗戦で判定までいく可能性もある。倒し、倒されもある」と堤。比嘉も「オレは1回からしっかり気合入れていきますよ。倒せるか分からないけど、全力でやってきたことを出す」。ともに最後は「楽しみたい」というコメントで締めた。【首藤正徳】