挑戦者となるIBF世界ライトフライ級王者矢吹正道(32=LUSH緑)が国内初の「2階級同時制覇」を成し遂げた。現王座を保持したまま、1階級上となるIBF世界フライ級王者アンヘル・アヤラ(24=メキシコ)に挑戦し、12回1分54秒、TKO勝ちで新王者となった。1回に左フック、2回に右ストレートでダウンを奪取。3回の偶然のバッティングで両者ともに流血する激しい展開も、最終12回に右フックで3度目のダウンを奪ってレフェリーストップ勝ちした。
セコンドに入った弟のIBF世界スーパーフェザー級3位力石政法(30=大橋)が国内4組目となる兄弟同時世界王者に向けて刺激を受けた。自らは5月28日、横浜BUNTAIで同級1位エドアルド・ヌニェス(27=メキシコ)との同級王座決定戦に臨むことが正式発表済み。力石は「兄がこんなすげえ勝ち方してくれた。兄よりもすごい勝ち方しないといけない。ボクは5月28日に横浜で世界戦があるんですけど、兄は12回でKOしましたが、ボクは1分で倒します!」と強気に宣言した。
拳を交えるヌニェスは通算戦績27勝(27KO)1敗というKO率の高いハードパンチャー。強敵と世界ベルトを争う力石は「僕らの夢だった両方世界王者になることだけでなく、兄弟同時に世界王者になることに王手になった。日々頑張って精進していきたい」と言葉に力を込めた。
さらに矢吹の勝利後のプライベートなプランも観客の前で明かし「兄ちゃんがチャンピオンになって家を買うみたいなので、不動産さん関係の人は。一軒家が欲しいみたいです」と購入のサポートをお願いしていた。

