トヨタアリーナ東京で開催されるWBC世界バンタム級王座決定戦の試合前会見が21日、東京ドームホテルで行われた。同級1位那須川天心(27=帝拳)とベルトを懸けて拳を交える同級2位の元WBA世界同級王者井上拓真(29=大橋)がそろって出席。写真撮影で並び立った。両者ともに視線を合わすことなく、緊張感を漂わせた。井上陣営となる大橋ジムの大橋秀行会長(60)は「試合は3日後に控えていますが、この試合に備えてスパーリングなど激しいトレーニングを続けてきた」と自信の表情を浮かべた。

井上が父真吾トレーナー、北野良トレーナー、12年ロンドン・オリンピック(五輪)ボクシング男子ウエルター級日本代表の鈴木康弘トレーナーと厳しい練習を積み重ねてきたとし「これでもか、という練習だった。強くなるか、けがをするかの練習を勝ち抜き、ここまできました。拓真はもう1度、世界王座に返り咲くというよりも、天心選手に勝つ。この気持ちだけできていると思う。楽しみでしかありません」と太鼓判を押していた。